特別定額給付金、大田区の給付が遅れている理由

新型コロナウイルス感染症対策として、一人につき10万円が給付される「特別定額給付金」。大田区では、6月1日から郵送申請を開始。当初、区民の間では2週間程度での給付が予想されていましたが、なかなか振込がない事態に、不満の声が高まってきました。

私も、「給付金はまだなの?」との質問を、区民の皆さんから受けるようになり、東京23区のホームページに掲載されている公開情報をもとに、週に2回程度、給付情報をまとめ、フェイスブックで紹介してきました。

本日(7月23日)時点で、他区の多くは8割、9割の給付率。大田区が遅れている理由は、私が調べたところ、下記の2点にあるようです。
①郵送申請開始当初の給付処理件数を低く見積もっていた。
②遅れが出た後、委託業者の作業を柔軟に修正できなかった。

今後は、委託業者の人員体制を増強させ、「6月受付分の約32万件については、7月中に給付決定を行う予定である」とのことです(6月15日の区議会総務財政委員会での答弁)。

大田区の特別定額給付金の申請・給付状況は、下記の区ホームページで見ることができます。
http://www.city.ota.tokyo.jp/cyuumokujoho/infection/kyufu/teigakukyuuhujokyo.html

私は、国が決めた事業の執行で地方自治体が競うことになっている状況に疑問も感じていますが、大きく差がついてしまったことも事実。引き続き、給付状況をウォッチし、役所に改善を求めていきたいと思います。

もう一つ、大事なこと。申請は、2020年9月2日で締切です。お忘れなく!!


大田区議会議員 庄嶋たかひろ

2019年4月、大田区議会議員に初当選。地域コンサルタント、ファシリテーターの職能、 PTA会長、NPO理事などの地域活動経験を生かして議員活動中。

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